MIL|インタラクティブ動画マーケティング

最高の採用説明会をベストメンバーでやり続ける最適解、それがMILだった。年90回・495時間の運営効率化と遷移率38%向上を実現!

SocioFuture

採用・研修

「ハイタッチなオペレーションでもっと優しい社会に。」というミッションのもと、金融機関向けのATM管理・運営サービスを中心に、幅広い分野でのソリューションを提供している、SocioFuture株式会社。採用人数を拡大する中で、会社説明会の業務効率化や質の標準化に課題があり、課題解決のためにインタラクティブ動画MILを導入いただきました。

今回は、SocioFuture株式会社 人事部 新卒採用課 課長 森田様と射場様(写真左)にお話を伺いました(写真右は同部署の廣岡様)。

課  題
  • 会社説明会(ライブ配信)の効率化
  • 説明会後の歩留まり改善
施策内容
  • 会社説明会をインタラクティブ化して、オンデマンド配信を実施。
  • 視聴データをATSに連携して出欠状況を反映。「説明会動画の90%以上視聴」と「事前アンケート回答」の条件を満たす学生のみ、次の選考に参加できる仕組みを構築。
効  果
  • 年90回のライブ型説明会を全て廃止し、全社で年間495時間の工数削減に成功(空いたリソースで座談会や学生フォローを実施)。
  • 昨対比で説明会参加率は約12%増、説明会後のエントリーシート提出への遷移率は約38%増(50%から88%へ)。
  • いつでもどこでも視聴可能な「合理性」とインタラクティブな「操作性」が学生とマッチ。理解促進に寄与。さらに視聴データから、学生ごとの興味関心・熱量や、学生全体のインサイトを把握。
  • 社名:SocioFuture株式会社
  • 事業内容:ATM関連サービス・コールセンターサービス・事務効率化サービス・健康サービス・システム開発
  • コーポレートサイト:https://www.scft.co.jp/
  • 新卒採用ページ:https://www.scft-recruit.com/
  • 従業員数:3,657名 (SocioFutureグループ従業員数)※2025年1月時点

新サービスの創出に伴い、採用人数を40人規模に拡大。毎週の説明会ライブ配信で、業務リソースが圧迫。開催回ごとに異なる「遷移率」の課題も発生。

──事業内容を教えてください。

射場様
弊社は1998年に「日本ATM株式会社」として創業して以来、金融機関の非戦略業務の共同化、効率化をテーマに様々な金融機関の課題を解決してきました。2022年からは社名を「日本ATM」から「SocioFuture」へと変更し、「ハイタッチなオペレーションでもっと優しい社会に。」という企業理念のもと、金融機関向けのサービスだけでなく、行政や健康分野まで、幅広い分野での多様なソリューションを提供しています。

出典:SocioFuture株式会社

──所属部署とご自身の役割・ミッションを教えてください。

射場様
私たち新卒採用課は「社会に貢献したい」「社会課題を解決したい」といった信念を持つ人材の採用を目標として、日々活動しています。具体的には、インターンシップ、会社説明会、面接などの選考から、入社式、内定式といったイベントなど、採用から入社まで一連の業務を行っています。新卒採用課には4名が所属しているのですが、私以外の3名は育児をしながら働くママ社員のため、全ての業務に対してメイン担当とサブ担当を決めてペア制をとっており、チームでフォローし合いながら業務に取り組んでいます。

──新卒採用課では、どのような目標値を掲げているのでしょうか?

森田様
毎年、採用開始前に新卒採用の目標人数を設定しており、2026年度においては40名ほどの採用を予定しています。またそれまでのKPIとして、各ステップの遷移率があります。例えば説明会の予約数申込数から実際の参加率、説明会参加からのエントリーシート提出率、さらにその次ステップへの遷移率など。各数値に対して採用数から逆算した目標値を達成することと「前年を超える」ことを目指しています。

──続いて、MIL導入前の状況について教えてください。以前はどのように会社説明会を行っていたのでしょうか?

森田様
コロナ前はオフラインで会社説明会を行っていたのですが、コロナを契機にオンライン開催に変更しました。前述した2022年の社名変更を機に、行政や健康分野でも本格的に新しいサービスを創出し始めたことで多くの優秀な人材の採用が必要となり、24年卒採用から当社として初めての大量採用に舵を切りました。従来の「15人~20人採用」から「40人以上の採用」へと一気に目標人数が増え、説明会においてもより開催数を多くし、かつ1回ごとの多くの集客を増やす必要が出てきました。

コロナも落ち着いてきましたので、オフラインの説明会に戻すことも検討しましたが、対面よりもオンライン説明会のほうが集客および回数増に向いていることから、オンライン開催を継続することにしました。

──オンライン説明会を継続する中で、どんな課題がありましたか?

森田様
大量採用に舵を切るようになった後、オンライン説明会を継続する中でも、説明会のやり方は少し変えていました。従来は採用担当だけで行っていた説明会に「実際に活躍している複数名の先輩社員」に登場してもらい、メインで話してもらうようにしたのです。実際に働く先輩達が語ることで、リアルな当社の雰囲気を感じてもらうことを目的としていました。

このやり方は学生から非常に好評だったのですが、2年間そのやり方を続け、オンライン説明会を毎週ライブ配信し、他部署の先輩社員や中堅の社員など、様々な人に登壇してもらううちに、登壇する社員によって「説明会後の遷移率」に差があるとわかりました。そして「遷移率の高い説明会」を毎回同じように再現するにはどうしたら良いのか、と考えるようになりました。

本来の業務がある中で、毎週同じ人に参加してもらうわけにはいきませんし、学生への訴求力のある社員には、説明会よりもむしろ「先輩社員面談」や「座談会」など、「その人独自の良さ」が活きるイベントに参加してほしいという気持ちもありました。どうしたら「最高の説明会をベストメンバーでやり続けるための最適解」が見つかるのか?と頭を悩ませていました。

射場様
私たち新卒採用課にとっても、毎週のリアル開催は配信準備や運営の負担が大きく、内定者フォローなどの本来注力したい業務に時間を割けずにいました。年90回以上のライブ配信の度に、複数名のスケジュールを調整するのは非常に大変でしたし、「いつもの説明会メンバー」に毎回登壇を依頼するのも申し訳なく感じていました。そこでチームで検討し、26卒からの説明会をオンデマンド化することに決まりました。

オンデマンド化を検討する中で「出欠確認」に課題。ATSツールと連携できる、最適なソリューションを探していた。

──オンデマンド化するにあたって、どのような課題が生じたのでしょうか?

森田様
オンデマンド化に向けて、いざ具体的な運用フローを検討し始めたところ、従来の出欠確認方法では、正確に学生の出欠を確認できないという懸念が生まれました。従来のライブ配信の場合、Zoom入室後に表示名をカタカナなどの名前に変えていただき、Zoomの参加者リストから参加者名をダウンロードしてATSツールと突合し、参加有無を確認していたのです。オンデマンド化した後に「どの学生が視聴したのか?」が把握できなくなってしまうことは絶対に避けたいと考えました。26卒の採用開始が迫る中、オンデマンド配信であっても出欠を確認する手段がないかと、急いで情報収集をしていました。

──今回、弊社のウェビナーをご視聴いただいた後、商談から1週間後というスピードでご発注いただきましたが、MILを導入される決め手になったポイントは何ですか?

森田様
3点ありますが、一番の決め手は、視聴データをATSツールに連携し、オンデマンド説明会での出欠確認ができる点です。MILを使えば理想に描いていた方法で出欠確認ができると分かり、導入を決めました。

2点目は、スケジュールです。26年卒採用の開始が迫っていたので、どんなに良いサービスでも、もし間に合わないようであれば導入は正直難しいと考えていたのですが、MILさんから「間に合います」とご回答をいただき、懸念が払拭できました。その瞬間に、導入を決意したと思います(笑)。

3点目は、視聴データを通じて、学生が「弊社のどこに興味・関心を持っているのか?」を把握できる点です。一人ひとりの学生に合わせて、適切なコミュニケーションができるようになると期待を持ちました。また視聴データの統計から学生全体のインサイトを把握できる点は、社内の説得材料にもなりました。オンデマンド配信は弊社で初めての試みでしたので、実は、社内の年配層から「動画化なんてしちゃって大丈夫?」という不安の声も上がっていたのですが「インタラクティブ動画の視聴データから、学生の興味関心を把握できれば、仮にオンデマンド配信がうまくいかなかったとしても、リアルタイム配信に戻す際にこの視聴データが活かせますよ」と社内を説得することができました。

「質の高い会社説明会」のオンデマンド配信を開始し、説明会後の遷移率が38%向上!年90回・495時間の工数削減も実現!

──今回、どのような目的・施策内容でインタラクティブ動画を活用しているか教えてください。

射場様
会社説明会の「効率化」および「質の均一化による遷移率向上」を目的として、インタラクティブ化した説明会動画をオンデマンド配信しています。

──どのような方法で、オンデマンド説明会の出欠確認をしているのですか?

インタラクティブ動画から取得した学生ごとの視聴データをATSに連携することで、出席が反映できるフローを構築しました。「出席扱い」の条件は自由に設定ができるため、MILさんと相談しながら、実態に合わせてブラッシュアップしています。

(1)下記2点を満たす学生を「出席扱い」とみなす。

・説明会動画を90%以上視聴した学生(27分の動画のうち、9割の23分を視聴)
・事前アンケートに回答した学生

(2)視聴データをATSに連携して学生のデータと突合。
説明会参加フラグが立った学生のみ、次回選考の案内ができる状態となる。

──動画の構成・内容を教えてください。

射場様
最初に社員が登場して挨拶をした後、目次画面へと遷移します。「見たい内容をタップしてください」のナレーションが流れ、タップを促進します。

「説明会動画」をタップすると、先輩社員が登場し、ライブ配信と同様に資料を用いながら、会社概要や職種紹介、研修・制度、今後の選考についてなど、丁寧に解説をしていきます。目次には「Chapter」を入れており、説明会動画視聴後の振り返りとして、活用しやすい構成にしています。

その他、オススメコンテンツとして「座談会動画」「Q&A(よくあるご質問)」「会社説明会資料ダウンロード」へのリンクを設置しており、より深い情報にアクセスできるようにしています。

──現時点での手応えや今後の期待感はいかがでしょうか?

射場様
MILを活用して会社説明会をオンデマンド化したことで、年90回の工数を削減することができました。採用担当だけで225時間、先輩社員を含めると全社で495時間の工数削減につながっています。取得した視聴データをCSVでATSツールにインポートするだけで、出席の反映ができるため、大幅な工数削減につながったと感じています。

森田様
オンデマンド化によって、質の高い「最高の説明会」を毎回提供できるようになり、説明会後のエントリーシート提出への「遷移率」が、50%から88%へと38%も向上しました。平均視聴時間は43分、平均視聴回数2.3回となり、複数回の動画視聴を行う「熱量の高い学生の傾向」も把握できるようになりました。定量的な成果を出せましたので、今では「ライブ配信に戻したほうがいい」などという社内の反対意見は、一切なくなりました(笑)。あのときMILに出会えなかったらどうなっていたのだろう…と感じるくらい、弊社にとってかけがえのない存在になっています。

射場様:また、オンデマンド配信に対しては、学生からの評判も良く、アンケートでも「何度も見返せることで会社理解が促進された」といった声を多くいただいています。

オンデマンド説明会に対する学生の感想(実際のアンケートより一部抜粋)

「動画形式だったので、もう一度確認したいと思ったところを、気兼ねなくもう一度聞くことができてよかった。
業務内容や会社の雰囲気もよく知ることができ、とても有意義な時間になりました!」

「こういう形の説明会は初めてで、動画なので一時停止が可能な点とチャプター機能がついているため、
もう一度見たい、知りたい際に有効でした。誰も取り残さない、という想いが伝わりました」

「事前収録なので言葉が分かりやすく、事業内容や制度についての理解を深めることができました」

「映像での説明会は初めてで少し不安だったが、聞き取れなかったところを何回も聞けたり、
メモが追いつかなくなったら一時停止したりできたので、とてもよかったです」

「通常のライブ配信と違い、一瞬焦りましたが、事前に撮影した動画を視聴するという形式は、
伝え漏れ等もなく、むしろ合理的で良いなと思いました」

「採用活動に必要不可欠なソリューション」として定着。「視聴データ」と「万全のサポート体制」はMILならでは。

──視聴データは出席確認以外に、どのように活用していますか?

射場様
会社説明会本編以外のコンテンツ(Q&A・座談会動画)の視聴データから、興味関心度や気になっている項目が可視化されるため、一人ひとりの理解につながっています。

森田様
私は「学生の本音と建前」の確認材料として活用しています。例えば面接で「転勤がありますが、大丈夫ですか?」と聞くと「大丈夫です」とみんな回答するのですが、Q&Aの「異動や転勤はありますか?」という項目が一番多く見られているというデータを見て、学生にとっては一番気になる項目なのだと理解できました。

また会社説明会の本編の方よりも、その後の「職種説明」「福利厚生」などを何度も見返している学生が多いとわかりました。そうした学生のインサイトは、リアルタイム開催では可視化できませんので、インタラクティブ動画ならではのメリットだと感じています。

──今回の企画開始からデータ連携、導入後に至るまでの、MILのサポート体制はいかがでしたか?

森田様
26卒の採用開始が迫る中、スピーディーにご対応いただき、理想通りの形でサービスを導入することができました。導入後も密に連携をとってくださり、迅速に対応いただいたことが印象的です。

射場様
導入時には「学生の視聴データを正確に把握できるのか?」「ATSツールとの連携はうまくいくのか?」などの不安はありましたが、導入前から何度も髙須賀さん・畔地さんと打ち合わせをさせていただき、懸念は払しょくされました。導入後もこまめにフォローいただいたおかげで、今では「当社の採用活動において必要不可欠なソリューション」になっています。

──今後のMILに期待することをぜひ教えてください。

射場様
取得したデータやデータ分析を元に、学生がより「見たい!面白い!」と思う仕掛けや仕組みを一緒に考えていただければ嬉しいです。引き続きサポートよろしくお願いいたします。また他の企業様の先進的なお取り組み事例なども、ぜひ連携をお願いします。

──本日はありがとうございました!こちらこそ、今後とも宜しくお願いいたします。

担当者コメント:畔地 亮介

MIL株式会社 
カスタマーサクセス

就活生への動画配信方法のご提案、視聴データのATS連携をサポートしています。当施策では、会社説明会をMILで完全代替するために、視聴条件の設定とATSとの連携を主に担当させていただきました。

今後も、視聴データを基にして就活生の興味関心を見える化し、より効率的な採用活動へ繋げていけるよう取り組んでまいります。引き続き、会社説明会から内定までの各フェーズで貢献できるよう、精一杯伴走させていただきます。

担当者コメント:髙須賀 開斗

MIL株式会社 
フィールドセールス

「MILの視聴データ取得⇒ATS連携」により、Socio Future様の課題解決に貢献することができ、フィールドセールスの担当として非常に嬉しく感じています。Socio Future様では取得した視聴データをMILのAI機能でサマライズし、内定承諾に至りやすい学生の視聴傾向の分析にもご活用いただくなど、最先端のお取り組みをされており、私どもも大変勉強になっております。

今後も、視聴データの活用や分析など、引き続きサポートさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします!

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