MIL|インタラクティブ動画マーケティング

Z世代の学生に合わせ、採用活動をオンラインシフト! 説明会のインタラクティブ動画で「歩留まり改善」と「採用効率化」へ!

ニッタン

採用・研修

「お客様の生命・財産を火災からお守りする」という使命のもと、自動火災報知設備や消火設備などの製造・販売・施工・メンテナンスを一貫して提供している、ニッタン株式会社様。新卒採用の「内定承諾までの歩留まり」やリソース不足に課題を感じ、課題解決の手段としてインタラクティブ動画MILを導入いただきました。

今回は、ニッタン株式会社 人事部人事課 主事 野宮様(写真右)と主任 岩本様(写真左)にお話を伺いました。

課  題
  • 内定承諾までの歩留まり
  • 採用効率化
施策内容
  • インタラクティブ化した「説明会動画」を、採用活動の各フェーズで活用。
  • 説明会関連のリソース不足を解消し、コア業務(学生とのコミュニケーション)の時間を確保。
  • ATSツールとMILの視聴データを連携させ、一人ひとりの学生の興味関心・温度感を把握し、アプローチを最適化。
効  果
  • 説明会参加の歩留まり改善
  • 内定承諾率の改善
  • 社名:ニッタン株式会社
  • 事業内容:消防用設備全般の技術開発、生産、工事施工、機器販売、保守点検業務
  • HP:https://www.nittan.com/
  • 従業員数:1,218名 連結:1,405名(2024年4月1日現在)

長期化する採用活動の中で、学生を惹きつけられず「内定承諾」に苦戦。

──事業内容を教えてください。

岩本様
弊社は防災設備メーカーです。「お客様の生命・財産を火災からお守りする」という使命のもと、自動火災報知設備(感知器・発信機)や消火設備(水・泡・ガス消火設備)などの製造・販売・施工・メンテナンスを一貫して行っており、主に法人向けに、建物の規模や用途に合わせて最適な防災システムを提供しています。​

出典:ニッタン株式会社

──所属部署とご自身の役割・ミッションを教えてください。

岩本様
人事部人事課の中で、私たちは新卒の採用チームを担当しています。3名体制のチームで、私は面接や採用に関する事務を担当しており、野宮は学生への新たなアプローチ方法の検討から、面接、採用後の研修・育成、動画制作までを広く担当しています。

野宮様
私たちのミッションは、未来のニッタンを担う人材を採用すること。学生の方に弊社を認知してもらい、事業内容や社風などの魅力を効果的に伝え、優秀な人材を採用することが最大のミッションです。目標の採用人数を達成するために、説明会〜面接の母集団を効果的に形成し、内定承諾まで進められるよう、年間の施策を企画・実行しています。

──MIL導入前に貴社が感じていた課題は、どのようなものでしたか?

野宮様
採用フェーズ毎に課題を抱えていましたが、最大の課題は「内定承諾率の低さ」でした。

弊社は総合職採用をしています。新入社員の大半は先ず、現場の「施工管理職」にチャレンジしてもらい、経験や知識を積んだ後、他の職種にキャリアステップを踏むことが多くなっています。しかし、学生の多くは営業やバックオフィスの仕事をイメージしているため、「施工管理」の仕事に対しては働くイメージがもちづらかったり、ネガティブなイメージをもたれることも多くなっていました。それゆえ、学生のニーズ・期待感とのミスマッチが解消できず、内定後になかなか承諾がもらえないという状況が続いていました。

岩本様
また、本選考前にナビサイト経由でエントリーいただいた方の場合、夏から開催しているインターンシップにご参加いただいた後、1月~3月から始まる選考へとご案内しているのですが、リソース不足もあり、ブランク期間に丁寧なフォローができていない点も影響していたと思います。インターンに参加して魅力を感じてもらえていても、いざ選考に参加するときには「ニッタンてどんな会社だったっけ?」と印象や記憶が薄れてしまっている。これが内定辞退につながっているのではないかと感じていました。

オンライン上での効果的な情報発信として「動画活用」に注目。効果的な手法を模索していた。

──「内定承諾率」の課題に対して、どのような改善を検討されたのでしょうか?

野宮様
過去の内定承諾の実績を改めて見直してみると「ナビサイト経由」が内定承諾者全体の8-9割を占めており、最も採用につながっていると分かりました。

岩本様
従来、オフラインの合同説明会や採用イベントに複数回参加することで「母集団形成」を図ってきましたが、近年はオンラインの普及に伴い、学生の就活情報の収集手段も変化しており、オフラインイベントの効果が徐々に薄れてきていました。さらに採用環境が急速に変化する中で効果的な情報発信が行えていなかったため、イベントに出展してもニッチな防災メーカーは学生の目に止まらず、大手企業のブースに流れてしまい、集客が難しい状況にありました。

野宮様
合同説明会の場合は、弊社からのアプローチに反応する受動的姿勢であるのに対し、ナビサイトの場合は、学生が自分で情報を探して「ニッタンに興味をもってもらう」という自発的なプロセスがあるため、「ニッタン」という企業や「施工管理」という職種への理解が深まり、内定承諾につながりやすいのではないかと推測しました。実際に新入社員のアンケートでも「ナビサイトで色々と調べていく中でニッタンを知り、防災メーカーの仕事に興味をもって、エントリーした」などという回答が多く、オンライン上でしっかりと企業認知・職種理解を深めてもらうことが、最終的な「内定承諾」につながると感じました。

そこで、今年からオフラインイベントの複数出展に予算を投下するよりも「新たなナビサイト導入のための予算追加」と「オンライン上での効果的な情報発信」に注力しようと大きく方針転換をしました。

──「オンライン上での効果的な情報発信」について、具体的にどんな施策を検討されましたか?

野宮様
採用活動をオンラインにシフトするにあたり、動画を活用したいと考えてはいたのですが、社内向けと違い、外部に発信するにはクオリティが重要だと感じており、なかなか具体的な検討へ踏み出せずにいました。

岩本様
当時、弊社の採用活動で唯一活用していた動画が「説明会の録画配信(Zoom)」です。採用前期~中期までは、会社説明会のライブ配信を行っていますが、採用後期(6・7月頃)になると参加者が集まりにくくなるため、リソース削減のために録画配信を行い、視聴後に選考へと進んでいただくフローにしていました。しかし、説明会動画は1時間と長時間に及ぶため、申込はあっても最後まで視聴していただけないケースが非常に多く「選考への歩留まり」が課題になっていました。伝えたい内容が多いので、どうしても長尺になってしまうのですが、学生は一人ひとりの興味関心が違うので、なかなか最後までは見てもらえない……。学生の視聴負担を軽減しながらも、しっかりとオンライン上で理解を促進できるような手段がないかと、模索する日々でした。


出典:ニッタン株式会社「新卒採用サイト」

岩本様
またインターンシップに参加いただいた後、1月~3月から始まる選考までのブランク期間に、学生とコミュニケーションをとるためにも、何か動画を活用したいと考えていました。理想は「一人ひとりの学生と、1対1のコミュニケーション」を図ることですが、他の業務との兼ね合いでマンパワー的に難しく……。選考前に動画を見返してもらい「ニッタン」の理解を深めてもらえたら良いなと考えていました。

──インタラクティブ動画(MIL)を導入される決め手になったポイント、評価いただいた点は何ですか?

野宮様
導入の決め手は「学生にストレスをかけることなく、オンライン上で多くの情報を効果的に発信できる点」です。インタラクティブ動画は、動画内でタップやクリックをすることでポップアップを表示でき、学生が気になった情報を自分のペースで何度でも閲覧できます。長時間の動画を視聴するのはストレスのかかる行為だと思いますが、インタラクティブ動画を使えば、学生一人ひとりの興味関心に合わせて、必要な情報を効率よくインプットしてもらうことができると考えました。また他社の動画事例もご紹介いただいたので、すぐに活用イメージが湧きました。

岩本様
説明会動画は毎年の情報更新が必須となるので、正直なところ、更新にかかる手間や費用について懸念していたのですが、私たち初心者でもMILのプラットフォーム上で簡単に編集ができると分かり、導入のハードルがグッと下がったことも、決め手のひとつとなりました。

「会社説明会」をインタラクティブ動画化して、複数のタイミングで配信!企業・職業の理解を深めた上で、選考のステップへ。

──今回、どのような目的でインタラクティブ動画を活用しているか教えてください。

岩本様
オンライン上での効果的な情報発信による「内定承諾への歩留まり改善」を目的として、複数の場面で活用しています。また今回MILを導入するにあたり、視聴データをより有効に活用するために、ATSツールも導入しました。視聴データをATSを連携させることで、応募者個人単位での視聴データの取得・活用が可能になっています。

──具体的な活用方法について、教えてください。

岩本様
主に、以下の3つの場面での活用を想定しています。

まず一つ目は、ナビサイトからエントリーいただいた後のサンクスメールに説明会動画(インタラクティブ動画)のURLを掲載しています。説明会の申し込みや予約などの手間をかけることなく、いつでも見たい項目から視聴ができるので、効率よく企業や職業の理解を深めていただけたらと考えています。従来のオンライン配信の場合は、説明会のスケジュールが合わずに選考に進めなかった学生さんも一定数いらっしゃいましたので、機会損失・取りこぼしをできる限り防げればと考えています。

二つ目は、秋のインターンシップにご参加いただいた後、1月~3月から始まる選考までのブランク期間の「フォローコンテンツ」としての活用です。一人ひとりの予定に合わせた好きなタイミングで、選考前に動画を見返してもらい、再度弊社への理解と興味を高めた上で、選考に臨んでいただくことを期待しています。

三つ目は、採用後期に配信していた「会社説明会」の録画配信(Zoom)の代替です。従来は1時間の長尺動画のため、途中で離脱されてしまい、選考への歩留まりが発生していました。インタラクティブ化することで、学生一人ひとりが「自分の見たい項目」を「自分の見たい順」にストレスなく視聴できる環境が整いましたので、しっかりと企業・職業理解を深めた上で、選考へと進んでくれることを期待しています。

──現時点での効果・手応えはいかがでしょうか?

岩本様
26卒の採用活動からインタラクティブ動画活用を始めたばかりですので、まだ効果検証は難しいのですが、学生にわかりやすく情報発信をすることに加えて、インタラクティブ動画のタップ・クリックのデータから、学生の興味関心を把握できる点に期待しています。

過去の説明会の中で「どの情報が気になったか?」をアンケートしたことはありますが、「職種」「研修」「福利厚生」などの大項目でしか聞いたことがありませんでした。今回、動画内に募集職種をいくつか並べており「この学生はどの職種に興味があるのか?」という個別の興味と、「視聴数の多い職種=学生の興味が高い」などといった全体傾向の両方を把握できるようになります。また、どの学生がどのQ&Aをタップ・クリックしているかもデータから分かりますので、興味に沿ったフォローが可能になります。

従来のアンケートの場合は「人事担当者に見られる」という前提で学生が回答するので、「建前」に近い回答になりがちでした。動画の視聴行動から「本音」を把握できるのはインタラクティブ動画ならではのメリットで、視聴データを効果的に活用していきたいと考えています。

視聴データから「学生の本音」を可視化し、効果的な採用コミュニケーションを実現!

──今後、視聴データをどのように活用されますか?

岩本様
これまで、内定承諾を迷われている方へのアプローチ手法は、私が電話をして検討状況を聞くくらいでした。でも電話で「何か質問はありますか?」と聞いても、答えてくれない学生がほとんどです。今後は、動画の視聴データを元に「学生はこの動画のどこを見たか?何に関心があるか?」を把握した上で、「ここが気になっているんじゃない?」などとパーソナルに会話する糸口を見つけて、一人ひとりの学生に合わせた、より効果的なアプローチをしていきたいです。

野宮様
「面接開始後から内定承諾までの間に、何度も動画を見返してくれている人=本気度が高い人」とも捉えることができますので、「第一志望です」という言葉の裏側にある温度感までも図ることができると期待しています。

──企画・制作~公開後に至るまでの、MILのサポート体制はいかがでしたか?

野宮様
私は「自分たちで全て作らないといけないのかな……」と外部向けの動画制作にハードルの高さを感じていたのですが、しっかりとヒアリングの上ご提案をくださり、伴走していただきながらの制作でしたので、想像以上にスムーズに制作できたと感じています。インタラクティブ編集はMILさんが行ってくださり、ポップアップなどMILのインタラクティブ動画ならではの機能を使って、分かりやすい動画に仕上げていただきました。

岩本様
私は動画制作が初めてで、どこから始めたら良いのか怖気づいていたのですが、「こういう段取りで進めていきますよ」と初めに丁寧に説明してくださって、とても安心できました。当初は説明会を予約してくれた人に配信しようと思っていたのですが「エントリーしてくれた人にすぐに配信したほうが効果を得やすいですよ」などと、運用面についてもアドバイスをいただけて、すごく心強かったです。

──ありがとうございます!それでは最後に、今後のMILの活用計画や、今後のMILに期待することを教えてください。

野宮様
インタラクティブ動画の視聴データを元に「学生がどういう情報を収集したいのか?」をデータで把握できるようになりましたので、今後は学生のニーズに合わせて、今回の動画を改善したり、新たなコンテンツを制作・発信していけたらと考えています。

岩本様
次の1本としては、インターンシップの参加者や入社を迷っている方へ「会社の雰囲気」をよりわかりやすく伝えるために、実際の社員が登場する動画を制作したいですね。引き続き、サポートをよろしくお願いいたします。

──本日はありがとうございました!また半年後・1年後などにインタビューさせていただければ幸いです。こちらこそ、今後とも宜しくお願いいたします。

担当者コメント:金安 覚

MIL株式会社 
フィールドセールス

インタラクティブ動画のご紹介~デモのご提案まで、営業として担当させていただきました。もともとリアルタイムの会社説明会を実施されておりましたが、学生が好きな時間に参加できる説明会という点でMILの可能性を感じていただき、ご採択いただきました。

MILはコンテンツを作って終わりはなく「視聴傾向の分析」「ATSと掛け合わせたデータ活用」も
サポートさせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします!

担当者コメント:畔地 亮介

MIL株式会社 
カスタマーサクセス

就活生への動画配信方法のご提案、視聴データのATS連携をサポートしています。
当施策では、会社説明会資料の中で学生の興味関心を測るための「タップポイント」をご提案させていただきました。レスポンス早くご対応いただけたおかげで、非常にクオリティの高い「説明会動画」を作り上げることができました。本当にありがとうございます。

今後も、会社説明会から内定までの各フェーズで貢献できるよう、精一杯伴走させていただきます。

担当者コメント:末積 典和

MIL株式会社 
クリエイティブ

インタラクティブ動画の設計から撮影、編集まで全体のディレクションを担当しました。撮影はオンラインでの収録だったため「問題なく録画されるのか?録画された動画はどういう画角になるのか?」など事前に数回のテストを実施して、万全の体制を整えたた上で収録に臨みました。
事前にしっかりと資料や台本をご準備いただいたおかげで、撮影当日も問題なく円滑に進行することができ、感謝しております。

今後もさらなる価値を提供できるよう、努力を続けてまいります。引き続き宜しくお願いいたします。

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